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いろんな文章を書いたよ

この記事は広島大学HiCoder & ゲーム制作同好会GSD Advent Calendar 2025の14日目の記事ですではありません。(現会長のwhen君に枠を譲りました!! 彼の記事も今日あがってるはず!! 楽しみだなあ!!!!!!)
以下のリンクでほかの記事も読んでみてくださいね。珠玉の記事がいっぱいだあ!

広島大学 HiCoder & ゲーム制作同好会GSD Advent Calendar 2025 - Adventar
# 概要広島大学コンピュータサークルHiCoderとゲーム制作同好会GSDのアドベントカレンダーです!広島大学・大学院関係者(在学者、卒業生、OB、教員)なら誰でもOK! HiCoder・GSD以外の方の記事投稿も大歓迎です!テーマは自由で...

はじめに

ピースの角度は30度。どうもゆ〇りぬです嘘です。GSDシナリオライター4年のリュースです。
最近クリアしたゲームは「Library Of Ruina」と「けものティータイム」。
前者は図書館経営RPGです。本当に楽しいゲームでした。バヤールの一点突破大好きです。
後者はカワイイが詰まった喫茶店のお話です。キッシュちゃん好き。(でもカワイイだけじゃないんです。僕はボロ泣きしながらエンディングを迎えました。どうか全人類遊んでください

……この話だけで一つ記事が出来てしまいそうなので本筋に戻るよ!!
今回はこの大学4年間でいろんな文章を書いた話をしようかなと。
具体的には以下のラインナップでお届け。

  1. ゲームシナリオ
  2. 小説
  3. 歌詞
  4. 記事
  5. 授業指導案
  6. 番外編:怪文書

これらの違いとかに触れつつ感想をゆるーく書いていきますよ。
それでは早速進めていきましょ~。

ゲームシナリオを書くよ!!

なんだかんだGSDに所属して4年目。それなりに多くのゲーム制作に携わってきました。
メントス免税店を経営する闇のゲームや、戦車を洗車に出したら千日返ってこなかったのでその企業に潜入する闇のゲームや、イカれたメンヘラの女の子に好かれてるのが苦しいのでその愛を冷ますために孤軍奮闘する恋愛(?)ゲームなど……
……
…………
はい。というわけでね。(ちゃんとしてるゲームもそれなりに作りましたよ!)
最初は本業ともいえるゲームシナリオについてお話していきましょう。
一口にゲームシナリオといっても、その種類は多岐にわたります。
ビジュアルノベル、サウンドノベル、RPG、アドベンチャー、シミュレーション……
それぞれに合うシナリオの書き方と魅せ方があると思うんですよね。でも、これらに共通したポイントもあるかなと感じています。

ゲームシナリオのポイント

  • 文章だけで表現する必要がない
    例えば新キャラ登場シーンを考えてみましょう。小説であれば「~~の髪色をした~~な服の~~な……」といったように、容姿に関する描写を入れることが大半ですよね。
    ですが、ゲームシナリオであれば多くの場合、ユーザーは同時にキャラクターのイラストを目にすることになります。つまり、容姿に関する文章を入れることが必須ではなくなりますね。
    最低限、「目の前に少女が現れた」と……ただそれだけ描写したらよいのです。

  • 1文章の情報量を絞る必要がある
    多くの場合、ゲームシナリオの表示する場所はメッセージウインドウになりますね。そして、そのウインドウのスペースには限りがあります。
    よって、長い文章を一度に表示することはできません。一度に表示できる文章はせいぜい3行……多くても60文字くらいが限度じゃないでしょうか(ゲームジャンルにもよる。ノベルゲームで60文字くらいが限度かなあと)。ユーザーに伝わりやすいように、限られたスペースにうまく文章を圧縮して表示してやる必要があるのです。
  • あえて短い文章だけで表示してみる
    さっきの項目と被るところもありますが話していきましょう。
    一度に表示できる文章が少ないことは、場合によっては利点ともなり得ます。
    それは、タメを作れること。
    物語を書く上で、やはりここはユーザーに印象深く届けたい! というセリフは存在するものです。しかし、それをサラっと言ってしまうとその盛り上がりが損なわれ、なんか勿体ない感じになってしまいます。そこで、それをうまく届けるための手法としてタメがあるわけです。
    ……盛り上がりとは少し違うかもしれませんが、自分のゲームの中にも例があったので紹介しましょう。
メンヘラ女の子に言い寄られるゲームにおける、共通ルートの〆の部分。
こんなかわいい女の子たちをハズレ扱いだなんて!!! 信じられない!!!!

見ての通り、お笑いにおける三段オチのようなものを表現することができています。
こういった表現は小説でもできなくはないですが、個人的にはゲームに向いている表現だと思います。

小説も書いてたよ!!

我らがGSDではシナリオジャムと呼ばれるイベントがあり、一定期間の間であるお題を元にシナリオを執筆していました。もちろん僕もいろいろ書きましたよ!

隙あらば自分語りなのですが、実は僕はほとんど小説を読まないで人生を過ごしてきました。というか、小説に限らず本というものを全然読んでこなかったのです。
なので僕は物語の接種をマンガ、アニメ、ゲームのみで行ってきています。
そんな人間が、小説を、書く……!?!?
もしかしたら僕の存在は物書きに対する冒涜なんじゃないかと思い始めてきました。でも創作なんて自分が楽しければそれでいいの精神です。まあ深いことは語れないなりに喋っていきますよ!

小説のポイント

さて、小説ならではのポイントは個人的には以下のものがあります。

  • すべてを文章で表現する必要がある
    これに尽きると思うんですよね。ゲームのように視覚情報に頼ることはできない分、文字だけでその情景、人物、心情すべてを表現する必要があるのです。
    こぉれが本当に難しい。自分の中のイメージを文章という形で出力するのは、その絵と言葉の対応がしっかりしていないとうまくできません。僕は前述の通り小説をそこまで読んでこなかったので、これが本当にへたっぴです。世の中の物書きの人たちはほんとにすごいっすよまじで。
  • 語彙力がめっちゃいる
    小説っぽい文章ってなんだと思います? 僕にはよく分かりません。
    でも、なんとなく難しい比喩表現をいっぱい使ってるイメージがあるんですよね。つまりは語彙力が必要となるわけです!
     
    ……アホみてえな思考から放たれたゴミみてえな結論!
     
    もうちょっとちゃんとお話ししますと、ここで言う語彙力は難しい言葉という意味ではなく「読み手に伝わる言葉選び」ということです。
    難しい言葉を使って情景を描写するのも、読み手に伝わる表現を探した末の到達点という可能性もあります。どういった言葉を選ぶのが読み手にとって優しくて、自分の表現したいことをより正確に表現できるのかといったところですね。

歌詞も書いたよ!!!!

実はありがたいことにGSD内の先輩にボカロを作ってる人がいて、その作詞を任せてもらえる機会がありました。それも4回くらい! まじでS先輩ありがとうございます。
せっかくなんでリンクはっちゃお。

サークル紹介用にGSDメンバーが作り上げた血と汗の結晶。
めっちゃいい曲なのでみんな聴いて~

さて、今までとは違って物語でもない!!
まったく毛色の違うお話になってくるわけでございます。結構珍しい話ができるんじゃないかな?
どうぞお付き合いください。

歌詞のポイント!

  • 文字数の制約が圧倒的にきつい!
    歌詞である以上、音に合わせて文字を入れていく必要があります。
    そのため、思ったままの言葉を書いているだけでは歌詞にならないのです。
    Games Sounds Drawings!を例に挙げてみましょう。
1番サビの歌詞。
赤が星界で青が可不、紫が二人の歌唱パート。

  最初の1,2行目に注目。文字数が全く一緒になっていると思います。
  こんな風に、音楽に合わせる都合上各フレーズの文字数を統一する必要があったりします。
  その関係で、「邪魔者なんて『ね』」と無理やり文字を足してみたりと、細かい工夫をしていたり。

  • 物語性の魅せ方が特殊
    やっぱり僕はシナリオライター。歌詞とはいえ、創作をするうえでは物語性を表現したい!
    なので歌詞の中にもストーリーを持たせるようにしていました。
    ですが、これは歌です。「○○という主人公がいて……この子の境遇は……」なんていちいち語っている時間はない! そのため限られた言葉で物語を入れ込む必要があるのです。
    とはいえストーリーを表現するのは僕にはまだハードルが高く……これまでは一つのメッセージを歌詞に込めることにしていました。いつかは歌詞だけで一つの物語を表現したいものです。
    さて、Games Sounds Drawings!にはどんなメッセージ性を込めたでしょうか?
    是非想像してみてくださいね。
    正解は↓









    「ゲーム楽しくね? 嬉しいねえ!」 の気持ちを込めました! 以上!

記事。まさに今書いてるよ。

記事もまた違う文体のものになりますよね。
これまで紹介したのは分かりやすく創作物でした。でも記事となるとちょっと勝手が変わってきます。
記事はあくまで現実で起きた何かをまとめたもの。その物語は多くの場合ノンフィクションです。
ではどこに作家性が存在しうるのか? 僕たちは記事のどこでボケればいいのか個性を出していけばよいのか? 少し考えてみたのでぜひ。

記事のポイント

  • 題材選び
    まずそもそも何を記事にまとめるか。これによってその記事の面白さが大きく変わると思います。
    勝手ながら今年のアドカレから面白そうなタイトルを引っ張ってきましょう。

    こちらは今年のアドカレ1日目の記事。電春氏が書いてくれました。
    背景としては、アドカレやるぞ!! と決まったのに初日の枠を誰も取っておらず、それを勿体ないと判断した彼が急いで書いてくれた、というものですね。
    このタイトルを読んで気づかされましたよね、第1回の大切さを。せっかくイベントごとなのだから、スタートダッシュが重要です。彼はその重要性にいち早く気づき、爆速で記事を執筆したわけです。マジ尊敬。えらい。みんなも読もうね。
    https://note.com/denharu/n/nce0eef90610a(彼の記事)

    未来の記事で言えば、これも期待しています。

    Serial experiments lainという作品をご存じでしょうか。有名な鬱ゲーなのですが……説明も難しいので各自調べてみてほしいです。
    さて、この記事はどうやらそのパロディ記事のようです。timesとは、サークル内discordに存在する簡易的なtwitterのようなもので、みんなが自分の日常を呟いているテキストチャンネルの事ですね。
    そのデータをもとに友人の情報生命体を作るのだとか。まじでどうなるんだ。気になりすぎる。
    この記事は12/21公開とのこと。楽しみに待ちましょう。

Serial Experiments Lain

『友達という名のレッテル、恋人という名の偏見』
『たったひとつの存在 …..lain』
このゲームは、ネットワーク内に記録されている音声データや映像データを集め、断片的な記憶を頼りに物語を見届ける。

Serial Experiments Lain
  • まず作者が面白い日常を創る
    題材選びと被る部分もあるのですが、これも大切だと思います。
    料理をイメージしてみてください。今回はただ肉を焼くだけ。簡単な調理です。誰がやったってきっと同じような調理工程になるでしょう。
    では、その味の評価はどこで決まるのでしょう? ……そう、肉の良さですね。
    つまり、面白い日常のエピソードが存在すれば、それを記事にするだけである程度の面白さが担保されるのです。
    とはいっても、そんなに日常的に面白い人生を過ごしている人間もそう多くはないでしょう。記事に出来るようなエピソードがない人もいるかもしれません。


    ……なら、エピソードを創ってしまえばいいじゃない。


    逆転の発想をしてみましょう。面白いエピソードがあったから記事にするのではなく、記事にするためになんか面白いことをやってみるのです。
    なんだかyoutuberの企画みたいな考え方ですね。案外そうかもしれません。でもそこまでの熱量って記事のライターを本職にしてるくらいじゃないと無いんじゃないかなあ……?

    ……と思ったら身内に一人そういうモチベの人がいました。
    彼は記事にするためにインタビューを行い、それを形にしています。記事にすることを前提に行動しているパターンと言えますね。
前々副会長のニンが書いた記事。良作なので読んでみてね。

授業指導案も言ってしまえば執筆だよね

大学4年の5月ごろ、教育実習に行っていました。学部は情報科学部なんですが、数学と情報の教員免許がもらえるのでせっかくならと取得を目指すことにしてたんですね。
……なんというか、それにクリエイティビティな側面があるのか? と思う方もいますよね。
今考えてることの逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。
学校の先生ってすごいんですよ!! めっちゃ授業に工夫を入れ込んでるんです!!
そんな工夫を詰め込んだ授業のレシピ、それが授業指導案です。さーて、その文章にはどんな特徴があるんでしょうね!

※注意!
ここで例として取り上げる授業指導案は数学科のものです。
また、教育実習で作成したものであり、現場の先生方が作成するものとは大きくレベルの落ちるものとなります。ご了承ください。

授業指導案のポイント

  • メモとしての役割
    授業指導案は授業のレシピとも言われるように、授業づくりのポイントをたくさん詰め込んだ書類になります。そのため、自分が読んで分かるようにポイントをわかりやすく、端的にまとめておく必要があります。
    学習指導案は学校にもよりますが、主に「学習活動・指導過程」、「指導上の留意点」、「観点・評価方法」といった3つの軸に分けて執筆していくことになります。

    ↑こんな感じ。これは高1の2次関数の平行移動の単元ですね。
    特にメモっぽい部分は指導上の留意点でしょうか。想定される状況に対する対応策をあらかじめ考えておくことで、当日発生するイレギュラーをできる限りなくしていくのです。

まあ……授業中は指導案見ないんですよね

授業中に教科書を読む先生はいても、指導案を見ながら授業をする先生はいません。
何故なら、指導案の内容は頭の中に完璧に入っていてしかるべきだからです。

「じゃあなんでこんなもんちゃんと書かないといけないの?」と思うでしょう。これ書くのってホント大変ですからね。教育実習期間は毎夜寝不足当たり前みたいな……いやほんとに。
そうまでして書く意義は、「自分の中の授業のイメージを指導案として形に起こすことで具体化し、その改善点等を分かりやすくする」事かなと思っています。頭の中ではうまくできてても、いざ授業を行おうとするとまるでうまくいかないなんてザラです。指導案を書いててもそうなります。
でも、指導案を書いて自分の考えを整理することで最低限の修正は行えます。

そう考えると、今までとの大きな違いは「人に読ませるための作品」なのか、「授業という作品を成り立たせるための基盤」なのかという部分かもしれません。
生徒に指導案なんて見せないですもんね~。

番外編:怪文書

去年のアドカレを覚えている人ならわかるかもしれないんですが、僕って韻踏みしんどみモンスターだった過去があるんですよ(?)。

韻踏みしんどみモンスターとは

韻を踏むことに執着してしまい、その言葉の整合性を考えられなくなった哀れな怪物のこと。

韻を踏もう|リュース


とにかく文章を書くときに韻を踏むことばかり意識している時期がありました。ほら今もい「しき」と「じき」で韻踏んでr
ま、韻を踏むに限らず怪文書ってありますよね。ワードサラダなんて言葉もあるくらいですし、今時変な文章の書き方も色々あるんです。せっかくなんでいくつかご紹介いたしましょう。

……え? 怪文書ならではの特徴?
そんなもん、読むだけで頭が痛くなりそうだけで十分じゃないですか?
というわけで、怪文書講座の始まりです。

ドキドキ! 怪文書講座!

ワードサラダとはなんぞや

まずはワードサラダというものについてお伝えしましょう。

ワードサラダ(英: word salad)とは、文法としては正しいが、意味が破綻している文章のこと。

ワードサラダ – Wikipedia

これは例文を見る方が早いですね。というわけで以下が僕の自作ワードサラダテキストです。

「今晩は熱中症なので、救急車に乗って函館に宇宙旅行に行きましょう」

……見てください。文法的な誤りはないのにこの有様です。
これを本気な顔で言っている仲の良い友人を思い浮かべてみてください。きっと縁を切りたくなったと思います。
意味の整合性の完全な破綻。それなのに文法的な誤りがない。このアンバランスさが絶妙な奇妙さを生んでいるのです。

せっかくなのでGeminiにこの文章をもとに画像を生成してもらいました。
世界観がインフルの時の夢。

人間の感情は度し難く、最も怪奇に満ち溢れている

怪文書の書き方はいくつもあります。そしてその中で最も簡単で最も他者に見せるハードルが高いのは、己の感情をさらけ出すことによって生まれた怪文書です。
はい。本当はここでみなさんに怪文書を書く体験型レッスンをご用意するつもりだったのですが、そのレッスン案内自体が怪文書となってしまったためボツとなりました。命拾いしたな

かわりに僕が昔書いた文章から怪文書を見つけてきたのでそれを貼りましょう。
それだけで十分すぎるほどの説明になると思います。テーマは「叶わぬ愛」。それではどうぞ。


ウマ娘というゲームで推しキャラが実装されたのに引けなかった怨念。
これをインスタのストーリーで友人たちに公開していた過去の自分怖すぎる。

愛がその対象に届かない時、それが強ければ強いほどに苦しみを与えるんだなと思いました。
今の自分がこれを見てダメージを喰らうあたり、持続ダメージなんだなと思いました。
愛ほど歪んだ呪いはないってほんっとうにそうだなと思いました。
もしかして俺って高校時代めちゃくちゃに痛い子だったんじゃないかなと思いました。
それはそれとして当時まだ高2とかなんで多少の痛さは許してほしいなと思っています。

まとめ!

怪文書の後にまとめの空気に出来るかあ! ふざけんな!!
……とはいえ記事の〆くらいはしっかりしたいですからね。ここからは真面目に行きますよ。

文章はそのフォーマットによって役割もあり方も大きく異なります。
もしこれを読んでいるあなたが、誰かに見せるための文章を書いている……あるいは書く予定があるのならば、ぜひその文章の生きる舞台について考えてみてほしいです。
文章にはきっと、あなたの想いや意志が込められるはず。それは尊重されるべきものです
だからこそ、その想いが最大限に輝けるように文章の書き方を合わせていく技能が要求されるのだと思います。
この記事がその参考になれば幸いです。

……まじめになりすぎたのでふざけて終わりにしましょうか。
「真面目な文章」と韻を踏んで終わりにしたいと思います。



























「サギ下手番長」
















2025年バージョン。
去年のを見ずに書いた。なにこれ。てか去年とキャラデザちがくね? 


すみませんでした。

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